デメリットだけじゃない!ストレッチのメリット!

皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。最近ではストレッチは意味がないのでやらなくていい… なんて情報を耳にした方も多いのではないでしょうか? 実際に僕も過去の投稿では、そういった内容について触れたこともあります。がしかし… 意味がないと言われているのは、トレーニングやスポーツ前のスタティックストレッチ(静的ストレッチ)についてです。なぜトレーニングやスポーツ前にやらない方がいいのかについては、過去の投稿『トレーニング前のストレッチは意味がないって本当?』をご確認下さい。お話を戻しますと、いやちょっと待って… 意味がないと全否定してしまうのは、スタティックストレッチさんが、あまりに可哀想ではないかというお話です。確かにデメリットもありますが、メリットもあると僕は思います。やらなくていいですか?と聞かれるとやった方がいいと僕は答えます。という訳で、最近意味ないキャラになってしまったスタティックストレッチのメリットについて、本日はお話していきたいと思います。


可動域を広げる

まず最初のメリットはこれです。トレーニングにおいての仕事量、つまりトレーニングの質は 重さ✕距離✕回数 で決まります。そしてこの距離のところで大事なのが可動域である関節が動く範囲です。筋肉の柔軟性がないと、当然関節の可動域は狭くなり、距離は短くなってしまいます。例えば50㎏でスクワットを10回するにしても、距離が100cmと50cmでは上記の式に当てはめると、当然100cmの方が仕事量、トレーニングの質は高くなります。このように質の高いトレーニングを行う上では可動域をしっかり広く取る為に、ストレッチをして筋の柔軟性を高める事が重要になります。


ケガの予防

次はこれです。僕も経験がありますが、トレーニング歴が長くなるとより重い重量でより限界までトレーニングがしたくなってしまいます。ていうかしたがります… こなってくると必ず皆さんがやらかすのがケガです… 1番の原因は、もちろん重さのかけ過ぎによるフォームの乱れですが、次に多い原因として筋の柔軟性の偏りが上げられます。特に肩関節や股関節など、色んな角度で動く関節を使うトレーニングに関しては、その関節に関わる筋の柔軟性に偏りがあるとスムーズな動きが出来ません。結果、その柔軟性のない筋に過度に重さがかかり過ぎてケガに繋がるケースも少なくありません。またケガをしないにしても、その柔軟性のない筋が動きの邪魔をしてしまい、狙った部位があまり意識できないという事にも繋がってしまいます。このようにケガの防止や狙った部位を意識するという事においても筋の柔軟性は重要になります。


スタティックストレッチのタイミング

とは言え、過去の投稿でもお伝えしましたが、トレーニングやスポーツ前の長時間のスタティックストレッチはパフォーマンスを下げてしまいます。なのでタイミングが重要です。お勧めのタイミングとしては、トレーニングがオフの日やトレーニングを始める時間よりも前(夕方からトレーニングをする方は午前中など)にスタティックストレッチをすることをお勧めします。このタイミングならトレーニングやスポーツでのパフォーマンスを落とさずに柔軟性を高め、関節可動域を広げる事が出来ます。


ちなみに…

トレーニング後に、筋肉痛を早く治す為にストレッチを取り入れている方がいるかもしれませんが… あれ意味ありません… えっ!ですよね? 残念ながら研究結果からはストレッチをしたから筋肉痛が緩和されたという結果は、今のところ出ていません… それどころか、かなりトレーニングを追い込んだ後の長時間のストレッチは更に筋繊維を伸ばして傷つけてしまう為、疲労回復を遅らせてしまう可能性もあるので注意しましょう。なのでトレーニング後にするなら、気持ちのリセットや身体をリラックスさせる為に活用し、軽めに短時間でストレッチするようにしましょう。


まとめると

どうでしたか?最近は意味ないキャラにされているストレッチも昔と変わらずメリットはあると思いませんか?最初にも言いましたが、やらなくていいか?と聞かれたら、僕は質の高いトレーニングの為やケガの予防の為にやった方がいいと答えます。タイミングさえ気をつければ、スタティックストレッチにもメリットはたくさんあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。次回の投稿は、本日の内容に引き続き、最低限覚えておきたいスタティックストレッチを紹介するので、ストレッチのやり方がわからないという方は、次回の投稿もチェックしてみて下さい。

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