皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。お酒を飲みすぎてしまって、次の日起きると顔がパンパン… なんて経験ないでしょうか? 二日酔いで頭も痛ぇーし、もう今日は飲まんめって決めたのに、だいたいの人が夕方には忘れてまた飲んでますよね? そんなんならもう、お酒飲まんとか言わんほうがいいです… ちょっと話しがそれましたが、本日はそんな浮腫みについてお話しようと思います。
浮腫みのメカニズム
まずは浮腫んでいる時に身体はどのようになっているのかをお話します。人間の身体の水分量はある程度一定に保たれるようになっています。もちろん細胞レベルでも同じように一定に保たれるはずなんですが、それが何らかの原因で保たれないようになってしまいます。これが浮腫です。もう少し詳しく言うと、毛細血管から細胞へ流れ出る水分量が多くなってしまったり、毛細血管やリンパ管へ水分がうまく吸収されないことにより浮腫が生じます。また毛細血管は皮膚の近くにある為、皆さんも経験があるかと思いますが、浮腫みは目で見て確認することができます。
アルコールと浮腫みは無関係
アルコールの摂り過ぎ、つまり水分の摂り過ぎが、浮腫みの原因と思っている方は多いと思います。大半の方が勘違いしていますが、アルコールの摂り過ぎと浮腫みは、本来無関係です… むしろアルコールは利尿作用があるので、水分を出そうとします。ではなぜ利尿作用があるにもかかわらず、アルコールを摂取すると浮腫むのか?
塩分摂り過ぎてない?
アルコールとセットと言えばおつまみですよね? そしてアルコールに合うおつまみと言えば、塩辛いものが多い。そうアルコールではなく、塩分の摂り過ぎで浮腫んでしまっていたのです。人間の身体は水分量と同じように体内の塩分濃度も一定に保とうとします。大量に塩分が身体に入るとそれを薄めようと水分を溜め込んでしまいます。そりゃ浮腫みの原因になるわ… って話しですよね? 後は寝るギリギリまでアルコールを飲む、もしくは酔っ払ってそのままダウンも浮腫の原因になります。利尿作用があるにも関わらず、寝てしまうと抗利尿ホルモンが出て、本来排出されるアルコールの水分を溜め込んでしまい、浮腫みの原因になってしまいます。
血液循環が悪いと浮腫みます
浮腫みの原因はアルコールだけではありません。よく、デスクワークや立ち仕事で足がパンパンになりますよね? 大半の女性の方は経験していると思います。特に手や足といった末端部分に浮腫みは発生します。これは血液循環の悪化が原因です。足を例にすると通常足先に行った血液はふくはぎのポンプ作用(筋収縮)によってもう一度心臓へ戻ります。ですが、デスクワークや立ちっ放しといった動きの少ない状態が長時間続くと、ふくはらぎのポンプ作用は上手く働かず、血液と一緒に水分もそこにとどまってしまいます。ちなみに冷え性の方も同じ原理です。手や足先が冷たいということは、血液循環が悪く、新しい血液が送られていない為、温度が低いままになってしまいます。冷え性と浮腫は隣り合わせになりますので、気をつけて下さい。
ウエイトトレーニングをする
最後に浮腫みの解消法についてお話します。それは運動です。特にウエイトトレーニングは筋収縮を積極的に行う運動です。筋肉を収縮する為にはエネルギーが必要になります。そのエネルギーを運ぶのは血液です。筋収縮を積極的に行うということはそれだけ血液も多く循環されます。運動の中でも特にウエイトトレーニングは、血液循環がよくなり、体温も上昇しやすいので、浮腫みに効果的です。後は入浴でしっかり身体を温めたり、手袋や靴下などを履いて末端を冷えないようにするのも効果的です。
まとめると
浮腫みの原因は、塩分の摂り過ぎと血液循環の悪化です。塩分の摂り過ぎに注意しながら、ウエイトトレーニングや運動、身体を冷やさないようにするということが解消方法になります。浮腫みで悩んでいる方は、本日の内容を参考にして日々の生活を改善してみて下さい。