EAAって何?

皆さん、おこんちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。前回、前々回と勝手にやってるサプリメント特集も、一旦一区切りです。本日はラストを飾ってくれるサプリメント、EAAについてお話したいと思います。


必須アミノ酸

EAAを語る上でこれは外せないでしょう。身体を構成するアミノ酸は全部で20種類あり、その中でも体内で作られる11種類のアミノさんを非必須アミノ酸、体内で作られず食品などから摂らないといけない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と言います。そして、この9種類の必須アミノ酸の総称が、本日お話しするEAAになります。


筋合成のシグナル

EAA(必須アミノ酸)の中でも、バリン、ロイシン、イソロイシンはBCAA(分岐鎖アミノ酸)と言って、筋合成を行う上で特に重要な働きをします。このBCAAが、はい今から筋肉つくるよ! と合図を出して筋合成が行われます。EAAの中でもBCAAは筋合成のシグナルを出すという重要な役割を担っています。


プロテインと何が違うの?

ここで皆さんこの疑問が上がりますよね?実はプロテインの中にもEAAはもちろん含まれています。20種類のアミノ酸が含まれているのがプロテイン、9種類の必須アミノ酸のみがEAA、その中でもバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類の分岐鎖アミノ酸のみがBCAAとなります。もう一度下記にまとめるとこんな感じです。

  • プロテイン(アミノ酸20種類)
  • EAA(9種類の必須アミノ酸)
  • BCAA(3種類の分岐鎖アミノ酸、バリン、ロイシン、イソロイシン)

じゃプロテインだけでいいやん… そうなりますよね? プロテインはEAAも含み、更にEAAを含んでいるということはBCAAも含んでいます。11種類の非必須アミノ酸がいらないなら、EAAだけでいいかもしれませんが、非必須アミノ酸も役割があるので、しっかり摂取しないといけません。じゃあなぜEAAを摂取する人がいるのでしょうか?


吸収が速い・BCAAが多く含まれる

その理由がこの2つです。プロテインはアミノ酸に分解されたものではなく、タンパク質なので消化吸収に1時間程度かかります。対してEAAは既にアミノ酸に分解されている物を摂取するので消化吸収まで15~30分程度とプロテインに比べると速く吸収されます。またプロテインに比べると筋合成のシグナルであるBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)の量も多く含まれているので、一番アミノ酸が不足しがちなトレーニング中に素早く吸収でき、筋合成を円滑に行う為、激しいトレーニングをしている方や、コンテストに出る程のボディメイクをしている方は多く愛用しています。


摂取量の目安

一番アミノ酸が不足しがちなトレーニング時に、血中アミノ酸濃度を高い状態にしたいので、トレーニング前やトレーニング中に1日10~15gが摂取量の目安になります。


まとめると

EAAだけ飲めばいいかと言うとそうではなく、非必須アミノ酸も役割がある為、タンパク質の食品やプロテインをしっかり摂取した上で、更に筋合成を円滑に高めたい方は、EAAやBCAAを摂取するという考え方を持ちましょう。また一般の方がダイエットをする際は、タンパク質の食品やプロテインにもEAAは含まれているので、絶対に摂取しないといけないサプリメントではありません。一般の方の場合は、まず食品からそして足りなければプロテインから、必要なタンパク質を摂取するだけで十分です。ただかなりハードにトレーニングをする方やコンテストに出る程ボディメイクをしている方は、筋合成を円滑に行う為には有効なサプリメントになるので、参考にしてみて下さい。今までお話したサプリメントのお話し全てに共通することですが、ご自分がどのレベルのトレーニングをしているか、どのレベルの身体になりたいかによって、サプリメントの必要性は大きく変わってきます。安易にあれもこれも買っちゃうのではなく、その必要性をしっかり考えて購入するようにしましょう。

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