クレアチンって何?

皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。前回の投稿に引き続き、本日もサプリメントの投稿です。本日はクレアチンについてお話したいと思います。

ATPについて

ちょっと、いやかなり難しい話しになりますが、クレアチンのお話をする際に外せない内容がATPについてです。ATPとはアデノシン3リン酸のことで、ATPは筋トレなど短い時間で爆発的な力を発揮する際のエネルギー源になります。ATP(アデノシン3リン酸)が実際にエネルギーになる際は、リン酸を遊離してADP(アデノシン2リン酸)になってエネルギーが放出されます。そしてこのATPには限りがある為、エネルギーを継続的に供給するにはADPを再びATPに戻さなくてはなりません。その時に必要になるのがクレアチンとリン酸が結合したクレアチンリン酸です。クレアチンリン酸が再びADP(アデノシン2リン酸)と結びつきATP(アデノシン3リン酸)が再合成され、エネルギー供給が継続します。……… はぁ? いやいやむずいむずい! って話ですよね? わかります。いきなりそんなこと言われてもわかりませんよね… 簡単にもう一度言うとエネルギー源のアデノシン3リン酸がエネルギーになる時、リン酸が1個外れてアデノシン2リン酸になる。そしたらアデノシン3リン酸さんがなくなって、アデノシン2リン酸ばっかになっちゃう。これじゃエネルギーの供給が出来ないじゃない… よし! クレアチンリン酸をアデノシン2リン酸に足して、もう一回アデノシン3リン酸を作ろう! とこういうお話です。究極に簡単に言うと、とにかくエネルギーを継続的に供給するにはクレアチンが必要ということですね。最初からこれだけを言えばパニックにもならなかったのですが、一応説明させて頂きました…

筋力向上

さあ難しい話しもなんとなく理解できたところで、効果についてお話します。上記のようにクレアチン摂取により、ATPの供給量が増えるということは、当然トレーニング時での発揮できる筋力も向上します。実際にクレアチン摂取によりトレーニング時でのMAX重量が上がったという話はよく聞く話しです。様々な実験からも立証されています。このようにクレアチンはMAX重量を上げたい方には、非常に効果的なサプリメントになります。

筋肥大

トレーニング時でのパフォーマンスが向上するということは、筋肥大にも繋がります。クレアチン摂取からの筋力向上により、今までよりも質の高いトレーニングが出来るようになるので、それだけ筋肉にも強い負荷をかけることが出来ます。より強い負荷をかけることで筋肥大の効果もまたUPします。バルクアップを目的とした方にとってはこれまた効果的なサプリメントです。

摂取量の目安

クレアチンの吸収が高まるトレーニング後に1日3~5gが基本ですが、大事なのはタイミングよりも摂取し続けることなのでトレーニング後に限らなくてもOKです。また早く効果を実感したい方は、1日体重1㎏あたり0.3g(体重60㎏なら60㎏✕03g=18g)を7日間摂取し、その後は1日3~5gを摂取するといったクレアチンローディングもおすすめです。最初にしっかりクレアチンを溜め込むことで、効果の実感も早くなります。

まとめると

少しATPのお話しは難しかったと思いますが、クレアチンについて理解出来ましたか? 前回のグルタミンでも言いましたが、一般の方が必ず摂取しないといけないサプリメントかと聞かれると、絶対ではありません。ただトレーニングでのMAX重量を上げたい方、筋肥大を目的とした方、コンテストに出るような本格的にボディメイクをしている方にとっては、非常に効果的なサプリメントだと思います。次回の投稿は、勝手にサプリメント特集やってますが、またまたサプリメントのEAAについてお話したいと思います。

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