トレーニングの時に親指はかける?かけない?どっち?

皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。トレーニングをする時、種目によってバーを握る際に親指をかけたり、かけなかったり、ラジバンダリな人をよく見ると思います。知らない方の為に一応説明しますが、ラジバンダリは関係ないです… 昔そんなギャグがあったので懐かしくて使ってしまいました。すみません… とにかく種目によって親指をかけたり、かけなかったりするのは何で?と思ったことはないでしょうか?本日はそんな疑問についてお話します。


親指をかけて握る

親指をかけて握るグリップをサムレスグリップと言います。握り方は、写真のように親指をバーに巻かずにバーの上にかけて握ります。特徴としては、四本の指でバーを握る為、握力は通常よりも弱くなります。握力が弱くなるということは、前腕の力の関与も弱まります。えっ?何でそんな握り方するん?って話ですよね?それにはちゃんとした理由があります。


サムレスグリップは背中の種目で使われる

それはなぜか?前腕に力が入らない方が、よりトレーニング部位を意識しやすい種目があるからです。その代表的なのが背中です。特に初心者の方は感じると思いますが、背中の筋肉ってすぐに意識出来ましたか?どちらかというと力こぶや前腕に力が入って、背中の筋肉を意識するのが難しくないですか?そうこれを改善する為に、わざと握力を弱くして、力こぶや前腕ではなく、背中を意識できるように考えられたのが、サムレスグリップなんです。なので、サムレスグリップは背中の種目で多く用いられます。但し極端に握力の弱い方や高重量を扱う方は、サムレスグリップだと手が離れてしまうので、次に説明するグリップ方法やパワーグリップやストラップなどの握った指が離れないようにする補助具を活用しましょう。


親指をかけずに握る

親指をかけない握り方をサムアラウンドグリップと言います。握り方は写真のように親指をバーの上にかけずに、バーに巻いて握ります。特徴としては五本の指でしっかりとバーを掴む為、グリップ力は強くなります。では、どんな種目においてサムアラウンドグリップは使われるのでしょうか?


サムアラウンドグリップは胸の種目で使われる

胸の種目は、仰向けの状態で行う種目がほとんどです。当然仰向けの状態で行うので不安定な持ち方では、バーやダンベルが自分に落ちてしまいます。このような危険性の伴う種目においては、グリップ力の高いサムアラウンドグリップが広く用いられます。自分にダンベルやバーが落ちてきたら、そりゃもう一大事ですからね。


まとめると

上記では背中と胸を例にあげて話しましたが、プル系(引く系)の種目についてはサムレスグリッププッシュ系(押す系)の種目についてはサムアラウンドグリップといった感じで、まずはザックリ覚えて頂ければわかりやすいと思います。他にもグリップ方法は沢山ありますが、まずは基本としてこの二つは覚えておきましょう。

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