皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。肉体美のコンテストと言えば、一昔前はボディビルが主流でしたが、近年人気を見せているコンテストがフィジークです。実際に、僕が担当するお客様の中でもフィジークのコンテストを目標にトレーニングしている方も増えてきました。本日はそんなフィジークとボディビルの違いについてお話したいと思います。
パンツの違い
まずパッと見、皆さんが間違い探しをした時に一番の違いに気付くのはここではないでしょうか? 上記のきんに君(フィジーク)とシュワちゃん(ボディビル)の写真を見てもわかるように、フィジークはサーフパンツ、ボディビルはブーメランパンツ、俗に言うモッコリパンツになります。すみません… もっこりパンツは別にわざわざ言わなくてもよかったですね… フィジークの場合、下半身は半分隠れている為、ほとんど評価されないのに対して、ボディビルは下半身が剥き出しになっているので、評価の対象となります。つまりボディビルの場合は下半身もしっかり鍛えておかないといけません。
身体のラインの違い
次に外見だけ見てわかるのが、この違いです。フィジークの身体の特徴は何と言っても逆三角形の身体です。VラインやVシェイプなんて呼んだりしますが、この身体を作る為に張り出した肩、背中の筋肉のキレイなラインや腹筋の絞りなどが重要になってきます。一方ボディビルはもちろん逆三角形の身体もそうなんですが、筋肉一つ一つの厚みや丸み、形といったところが評価の対象になります。フィジークなら筋肉に厚みがあまりなくても、逆三角形であれば評価は高くなりますが、ボディビルの場合はそれに加えて、筋肉に厚みがなければ高い評価は得られません。
ポージングの違い
次に内容の違いについてですが、フィジークはポーズが少ないのに対して、ボディビルは様々なポーズのバリエーションがあります。ボディビルには必ずフリーポーズがあるのも大きな違いです。これはボディビルの方が上記で述べたように、より筋肉一つ一つを強調して見せなくてはいけない為、ポージングも力強く、バリエーションも多くなっています。ちなみにフィジークでは、爽やかさなども要求される為、特に規定ポーズでは、ボディビルのように極端に力んだポージングや大きく見せすぎてしまうポージングは、逆に減点対象になる場合もあります。
カテゴリーの違い
最後は出場枠の違いです。団体により違う場合もありますが、フィジークの場合は年齢と身長別でカテゴリーが別れているのに対して、ボディビルの場合は年齢と体重別でカテゴリーが別れています。
まとめると
上記で述べたように、フィジークとボディビルでは、対象となる部位、身体のライン、ポージング、カテゴリーにおいてそれぞれ違いがあります。ボディビルは何となく想像つくけど、フィジークって何? と思っていた方は、本日の内容で理解できたのではないでしょうか? これからコンテストへの参加を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。