皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。腕を上げる際に、アイタタタ… 肩に痛みが… なんて経験はないでしょうか?特に40代前後で痛み出した方も多いはずです。本日はそんな四十肩についてのお話です。なぜか歳をとってくるといちいち座る時もアイタタタって言ってしまいますよね?別に痛くないのに… あれ何でしょうね?若い頃はオッサンが言うなんて思ってましたが、最近僕もたまに言うようになりました… 歳はとりたくないものです…
そもそも四十肩って?
まずは四十肩とは何か?そこからお話していこうと思います。肩には下の写真のように回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれる4つの筋腱板があります。それぞれ、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋と言います。主な働きは、肩関節が外れないようにすること、肩関節の動きをスムーズにすること、この2つです。そして四十肩とは、この4つの筋腱板の内、どこかが炎症してしまうことを言います。う~ん… なんだか難しい… って感じですよね? 要は、肩の関節をスムーズに動かす腱が調子悪い、これが四十肩です。ちなみに五十肩は50代でこの症状が出れば、五十肩と言います。特に違いはございません。もちろん60代でなれば、六十肩です… では何でこんなことになってしまうのか?主な原因を3つお話します。
①回旋筋腱板(ローテーターカフ)が機能していない
肩を回したり、腕を上げたりと言った行為は適度にしないといけません。そういった行為が減ってくると、筋腱板は上手く働かなくなります。正しい動きが出来なくなった状態で、無理やり動かそうとすると筋腱板が関節に挟まったりして炎症します。筋腱板を正しく使える状態にすること、これが重要になります。
②肩甲骨に動きがない
えっ?肩でしょ?何で肩甲骨?と思うかもしれませんが、実は肩を回したり、腕を動かしたりする時に一緒に肩甲骨も動きます。では一度、ご自分の肩甲骨に手を当てて試してみましょう。どうでした?肩甲骨も一緒に動いているのがわかると思います。次に肩甲骨を動かさずに同じように試してみましょう。どうでした?かなり動きに制限がかかりましたよね?てか、ほとんど動かないですよね?このようにベースとなる肩甲骨の動きがスムーズでないと、肩の関節は正しい動きが出来なくなり、筋腱板の炎症へと繋がってしまいます。
③巻き肩になっている
えっ?もう巻き肩やけど…と思ったあなた、やばいです… 巻き肩の主な原因は、肩甲骨が外に開いたまま固まってしまうことです。そうすると自然と猫背になり、巻き肩になってしまいます。では巻き肩じゃない方も一度巻き肩(猫背の状態)で腕を真上に上げてみましょう。どうでした?途中までしか上がらないですよね?巻き肩になってしまうと主に腕を真上に上げる動作の際に、制限がかかってしまいます。制限がかかった状態で無理やり腕を上げようとすると、筋腱板が上手く働かずに炎症へと繋がってしまいます。デスクワークの多い方、スマホを長時間使っている方は、特にこの症状になりやすいので気をつけましょう。
まとめると
上記でお話したように、四十肩と言っても肩甲骨が大きく関わってくるケースが大半です。腕や肩の動きにとって肩甲骨はすごく重要な役割をします。しっかりとその原因を理解し、まずはご自分の身体がどういった状態にあるのかを把握しましょう。次回は本日の内容に引き続き、その予防と改善に適したケアをご紹介します。