皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。ジムに行くと、たまに懸垂している方を見かけますよね?あっ!ちなみに懸垂のことをチンニングと言います。チンニング… 決して下ネタではございません。ここでのチンはそれではなく顎のことです… はい。そしてよく見ると広く持ってやる方もいれば、狭く持っている方もいますよね?あれ何が違うの?と思ったことはないでしょうか?本日はそんな疑問をわかりやすく解説したいと思います。
そもそもチンニングって?
まずチンニングはどこをトレーニングしているのか?ここがわかってないとお話が進みませんので、ご説明しておきます。チンニングは背中のトレーニングです。主にベーシックなやり方(ワイドグリップ)だと下の写真にあるように①広背筋上部、②僧帽筋下部、③大円筋のトレーニングになります。そしてこのチンニングのバリエーションとして登場するのが、タイトルにもあるように幅を広めに持つワイドグリップと狭めに持つナローグリップになります。ではこの2つの違いを詳しく見ていきましょう。
ワイドグリップでのチンニング
トレーニング方法… 上の写真のように上がった時に肘が90°よりも少し広くなる幅で、親指を上に掛けて握る。そこから胸を張り、膝から下は後ろでクロスした状態で上に上がる。上がる際は、首や肩の力を抜き、肘を下に下げるようにして上がると背中を意識しやすい。動作中は背中が丸まらないようにする。
チンニングと言えば、これが一番一般的かもしれません。一番の特徴は、下の写真のようにストレッチを加えた時に腕からのラインが脇の下で終わることです。これは何を意味するかと言うと、この部分が一番収縮する筋肉になります。つまりワイドグリップでのチンニングは、広背筋上部と僧帽筋下部、大円筋をメインにトレーニングする時に効果的なバリエーションになります。男性の皆さんで、逆三角形の背中を作りたい方は有効的なトレーニング方法になります。但し、想像よりハードな種目なので、トレーニング初心者の方は難しいかもしれません… まずはしっかりとトレーニングの修行を積んでチャレンジするようにしましょう。
ナローグリップでのチンニング
トレーニング方法… 上の写真のように肩幅ぐらいの幅で、親指を上に掛けて逆手で握る。そこから胸を張り、膝から下は後ろでクロスした状態で上に上がる。上がる際は、首や肩の力を抜き、肘を下に下げるようにして上がると背中を意識しやすい。動作中は背中が丸まらないようにする。
次にナローグリップでの特徴は、下の写真のようにストレッチを加えた時に腕からのラインが背中の下で終わることです。ワイドグリップでは脇の下で終わっていたラインが明らかに下まで延びていますよね?もうわかると思いますが、ここが一番収縮する筋肉になるので、広背筋を比較的下部まで動員することが出来ます。広背筋をメインでトレーニングしたい方は有効的なトレーニング方法になります。また、ワイドグリップに比べると腕の軌道が身体により近くなる為、上腕二頭筋(力こぶ)を使いながらトレーニングが出来ます。チンニングの入門としては、腕の力を使いながら身体を持ち上げれるので、ナローグリップの方がいいかもしれません。但し、上腕二頭筋(力こぶ)や腕が使いやすくなるという事は、広背筋の意識が薄れてしまう可能性もあります。何これ?腕しかわからん… という方は、やはりトレーニングの修行を積み、しっかりと広背筋が意識できるようになってからチャレンジしましょう。
補助バンドを使う
ここまでの説明を聞いて、ワイドグリップとナローグリップの違いはわかったけど、チンニングってそもそも初心者無理じゃねぇ?と思った方も多いと思います。そんな方にお勧めのアイテムが下の写真にあるこちら!チンニング補助バンドです。これを足に引っ掛けてすることにより、ゴムの張力が働き、サポートしてくれるので、初心者の方でもチンニングが出来るようになります。背中の意識がある程度出来るようになり、チンニングを始めようと思った方は、まずはチンニング補助バンドを活用してチャレンジしましょう。チンニング補助バンドで検索すると、色で強度別になっている商品が大半だと思うので調べてみて下さい。
まとめると
チンニングと一言で言っても、持つ幅によりターゲットとなる筋肉やメリット、デメリットも変わってきます。チンニングについて、何となくしか知識のなかった方は、本日の内容でご理解頂けたのではないでしょうか?中上級者向けのトレーニングにはなりますが、初心者の方でも背中の筋肉の意識さえ出来れば、補助バンドを使って、メニューに取り入れることが出来ます。そして何よりチンニング出来る人ってかっこいいいですよね?まだやったことがないという方は、ぜひ本日の内容を参考にチャレンジしてみて下さい。