皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。ダイエット中の食事といえば、タンパク質ということは、皆さんご存知かと思います。ただ、どんなタンパク質を摂るかによって、実はダイエット効果に差が出ることはご存知でしょうか？ 本日はそんなお話しです。
DIT（食事誘発性熱産生）って知ってる？
まずはこのお話しをするにあたり1番重要になるワードからです。私たちは食事をするとそれを消化吸収する為、熱を発生させカロリーを消費します。このカロリーを消費し食後も代謝が高まることをDIT（食事誘発性熱産生）と言います。ちなみに人間の代謝はおおよそ基礎代謝60%、活動代謝30%、食事誘発性熱産生代謝10%で構成されており、1日のカロリー消費の10%は食事を摂ることで消費されています。食べて痩せるなんて、よく言いますが、その本当の理由がこれです。
ダイエット中にタンパク質を摂るもう一つの理由
基礎代謝を維持し筋肉量を落とさずにダイエットする為には、タンパク質が必要不可欠なのですが、それにプラスしてタンパク質は、三大栄養素の中でも最もDITが高い栄養素になります。具体的な数字としては糖質によるDITが約5%、脂質が約4%、タンパク質が約30%とずば抜けて高い値になります。筋肉量を維持する為の他にも、ダイエットではDITの値を高める効果をタンパク質は持ち合わせています。ダイエット中はタンパク質しか勝たんってヤツですね。
ダイエット中のタンパク質は固形物から
これが本日の結論です。ダイエット中は流動食ではなく固形物からタンパク質を摂るのがベストです。理由はDITの値が高くなるからです。プロテインなどの流動食は消化吸収がよく作られている為、胃や腸は固形物を摂取した時ほど働きません。その為DITの値が低く、カロリー消費も低くなってしまいます。よくダイエット中で一食をプロテインだけに置き換える方なんかもいますが、できれば固形物でタンパク質を摂取しましょう。
温かい固形物のタンパク質がおすすめ
温かい食べ物は体温を上げる為、DITの値も高くなります。さらにDITを高めたい方は、冷たい固形物のタンパク質より、熱を入れた温かい固形物のタンパク質を摂取するのがおすすめです。
まとめると
ダイエット中はDITの値を高める為、温かい固形物のタンパク質を摂取し、プロテインなどの流動食のタンパク質は補助的な役割で活用するのがベストです。少しでも効率的にダイエットをしたい方は、本日の内容を参考にしてみて下さい。