皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。僕もよく質問を頂くのですが、筋肉痛がこなかったけど、これって効いてないの? なんて思ったことはないでしょうか? 筋肉痛がこなかったら、いいトレーニングが出来てないのでは? と不安になる方も少なくないと思います。本日はそんな筋肉痛についてのお話しです。
なぜ筋肉痛になるのか?
まずはここからお話していきたいのですが、実は今のところハッキリとした答えは解明されていません… えっ? ですよね… なので、現段階で一番有力な説をお話します。トレーニングをすると筋繊維が損傷し、それを修復する為に白血球などの血液成分が集まります。そしてこの際に炎症が起き刺激物質が発生し、発生した刺激物質が筋膜を刺激することで感覚中枢を介して痛いと感じます。いや、ムズッ! ですよね… ようは筋繊維壊れる → 治す為に白血球集まる → 筋膜炎症する → 刺激物質出る → 痛い といった流れが今のところ一番有力な定義です。
筋肉痛=筋肥大ではございません
さぁ! 本題に入っていきましょう! というより、もう答えを言っちゃってますが、筋肉痛と筋肥大に関しては、あまり関係性はございません。えっ? 筋肉痛ある方が、いいトレーニング出来たに決まっちょうやん! わかります。確かに人は痛みの数だけ強くなったような気がします。涙の数だけ強くなれるよと岡本真夜さんも歌ってました… 笑 ただ研究結果から筋肉痛と筋肥大はあまり関係性がないことが明らかになっています。トレーニングを長く続けていると毎回筋肉痛になりますか? 最初程の筋肉痛はそうそうないと思います。上級者になればなるほど、筋肉痛になる回数や度合いは、基本減ってきます。でもどうですか? 身体は変わってますよね? しっかりとしたトレーニングと栄養を摂取すれば、筋肉痛に関係なく筋肉は肥大します。だから筋肉痛がこないからといって、不安にならなくても大丈夫です。
筋肉痛が次の日にくる理由
即日にくる筋肉痛もありますが、だいたいの筋肉痛は次の日以降にやってきますよね? これはなぜか? 実は筋繊維には痛みを感じる神経がありません。筋肉痛になるメカニズムの有力説(筋繊維壊れる → 治す為に白血球集まる → 筋膜炎症する → 刺激物質出る → 痛い)でも述べたように筋膜の過程まできて初めて痛みを感じるようになります。なのでトレーニングをした直後から筋繊維は損傷しますが、筋膜の過程までに時間を有するので、痛みが遅れてくる。こういう訳になります。ちなみに歳をとると筋肉痛が遅れてくるというのも、今のところ関係性はなく、それよりも個人差に左右されると言われています。
筋肉痛でもトレーニングしていいのか?
タイミングによっては、筋肉痛が次の日にくる理由でも述べたように、痛みを感じるまでに時間差があるという事は、逆を言えば、筋肉痛が残っていても、筋肉は回復しているというパターンも考えられますが、あまりトレーニングすることはお勧めしません。筋肉が回復していたとしても痛みを感じている以上は、トレーニングの質が必ず下がってしまいます。普段10回挙げれた重さが、9回になっているようでしたら、それはトレーニングが後退していることになります。普段と変わらない挙上回数であればトレーニングしても問題ないですが、あまりにも筋肉痛がひどく、挙上回数も下がってしまうのであれば、やはりやめておきましょう。
まとめると
筋肉痛=筋肥大ではない。知らなかった方からしたら、以外な事実ですよね… まだまだ明らかになっていない事もありますが、筋肉痛についての理解が少し深まったのではないでしょうか? 勘違いしていた方も多いと思いますので、本日の内容は是非、頭に入れておきましょう。