皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。あ～楽して痩せたい… そんな便利なグッズはないだろうか… 特に運動が苦手な方って、そう思っちゃいますよね？ そんな時、皆さんの頭をよぎるのが… そう、ブルブルマシン！通称EMS！ 本日はこのEMSがぶっちゃけ効果があるのか？ についてお話したいと思います。
EMSとは？
皆さんがブルブルマシンと呼んでいるこのマシンですが、正式な通称はＥlectrical Ｍuscle Ｓtimulation 意味は電気的筋肉刺激で、その頭文字を取りEMSと呼ばれています。どういったマシンかと言うと、そのまんまなんですが、電気刺激により、他動的に筋肉に対して収縮運動を起こさせるマシンです。
EMSで筋肥大はするのか？
ここからは本題に入っていきたいと思います。まずEMSには決定的な弱点があります。それはエキセントリックの刺激があまり入らない事です。うん？エキセントリック？って話ですよね？ 筋肉には縮みながら力を発揮する短縮性筋収縮と伸びながら力を発揮する伸張性筋収縮があり、それをコンセントリックとエキセントリックと呼びます。つまりEMSは主に筋肉を他動的に収縮させるマシンなのでコンセントリックでの刺激がメインになり、エキセントリックの刺激があまり入らない仕組みになっています。筋肉を肥大させるためには、もちろんエキセントリックでの刺激も必要になる為、筋トレなどのどちらの刺激もしっかり入る運動に比べれば、トレーニング強度も低く、筋肥大の効果はそこまで期待できません…
EMSでダイエット効果はあるのか？
皆さんが一番気になるのはここですよね？ 微妙な回答にはなりますが0ではないと言ったところです… 全身に着けるタイプのEMSスーツであれば、少し筋肉量が増え、基礎代謝も少し上がり、ダイエット効果は0ではないかもしれませんが、お腹などの一部位でそれを期待したとしても、筋肉量が増えるかと言うとほとんど増えず、カロリーもそこまで消費しない為、ダイエット効果は期待できません…
EMSでパフォーマンスは向上するのか？
次にスポーツをしている方についてです。確かに研究結果から言うと、EMSを着けて競技練習や筋トレをやるとパフォーマンスや筋力向上が、飛躍的ではないが少し見られたと言った研究結果は存在します。理由は普段のトレーニングに比べて、使われていない筋肉がEMSにより動員されたことが関係しているのではないかと考えられています。なのでお金を賭けてでもパフォーマンスを向上させたい、もしくはそういった環境が整っている中で、競技練習や筋トレが出来る方は使ってみるのもいいかもしれません。ただここからは僕の見解ですが、実際の競技はEMSを着けてするわけではないので、あくまでトレーニングの一環として取り入れ、着けていない時の動作確認も必ず行うようにして下さい。実際の競技では、脳からの伝達によって筋肉を動かすので、それが他動的になり過ぎてしまうと、身体を動かす感覚が逆に鈍くなってしまい、パフォーマンスを落とす事に繋がる可能性もあるので気をつけましょう。
EMSはこんな方に活用する
ここまで聞くとやっぱり微妙なんやね… と感じるかもしれませんが、リハビリの分野においては、すごく活用的だと思います。そもそもEMS自体、最初はそういった目的で作られた商品になり、現在も医療機関では広く活用されています。なので、関節を動かしてトレーニングが出来ない方、もしくは高齢者で骨に対して、強い刺激を与えれない方などは、リハビリの一環として活用しましょう。
まとめると
ダイエット、筋肥大においては微妙。パフォーマンスの向上においては、活用するのもあり。リハビリにおいては全然あり。と言うのが本日の内容でした。結局ダイエットにおいては、筋トレと食事制限！ 残念ながら今の現状ではこれに勝るものはありません。結局… 楽して痩せる方法なんて、やっぱりないんですよ… EMSの購入を考えていた方は、ぜひ参考にしてみて下さい。