皆さん、おこんにちは。古賀市、福津市のパーソナルトレーニングジム、MUSTACHE代表、材木です。本日は、いや聞いたことあるけどイマイチわかんのよね… と思う方も多い「体幹」についてお話したいと思います。
ズバリ体幹とは?
体幹とは「体」の「幹」と書きます。そう、つまり体の幹です… いや答えになってないですよね?僕がよくお客様から質問を受けた際に答えるのが、「転びそうになった時に転ばないように踏ん張る筋肉ですよ」と答えます。つまり簡単に言うと人間が不安定な状態からバランスを保とうとする時に動員される筋肉の事を体幹と言います。では体幹の筋肉とは具体的に身体のどこにあるのか?次でご説明します。
どこが体幹の筋肉なん?
基本的には身体の真ん中に集中します。体幹トレーニングの事を別の言い方で、「コアトレーニング」と言ったりします。たまに耳にしますよね?「コア」とは日本語で物の中心部や中核と言う意味です。つまりコアトレーニングとは人間の身体の中心部のトレーニングを意味します。そう、これが僕が身体の真ん中に集中すると言った意味です。具体的には、脚の付け根、下腹部、お尻、背骨周りの筋肉が体幹の筋肉です。考え方によってはその他の筋肉も体幹の筋肉と言う方もいますが、今はわかりやすくこの4つを覚えておいて下さい。もう一度役割と筋肉を下記でおさらいしましょう。
体幹の役割 → 不安定な状態を安定な状態に修復する。または安定な状態を維持する。
体幹の筋肉 → ①脚の付け根 ②下腹部 ③お尻 ④背骨周り
何となく、体幹についてご理解頂けたでしょうか? がしかし… ここまでは比較的メジャーなお話になるのですが、実は体幹にはもう一つ重要な役割があります。それは…
体幹のもう一つの役割とは?
それは、上半身と下半身を上手く連動させる役割です。もう少し細かく言うと、例えば短距離走者で脚だけを動かして走っている人っていないですよね?よ~いドン!でみんな一斉に脚だけで走り出したらそれはもうホラーです… 真面目に例えると、ボールを投げる時に腕だけでボールを投げているピッチャーはいないですよね?必ず脚を踏み出してボールを投げるはずです。この時に下半身と上半身を繋いでくれる役割をしているのが体幹、すなわち上記でお伝えした身体の中心にある筋肉達なんです。このように体幹には上半身と下半身を上手く連動させるという、もう一つの役割がある事も理解しておいて下さい。じゃあ最初から言えよ!って話ですが、あえてイメージが膨らんだこのタイミングでお伝えしました。決して忘れていたわけではございません…
じゃスポーツしている人だけでいいんじゃない?
いえいえ、そんな訳ではございません。もちろんスポーツをしている方にとって、体幹のトレーニングは欠かせないトレーニングになりますが、一般の方でも道でつまずいたり、転びそうになることは多々あります。僕もこの間イライラしていて店の階段からストトトトーン!と一番上から下まで滑り落ちました。身体にローション塗ってるかと思いましたね。トレーナー失格であります… とにかくそんな時に体幹が使えれば、大ケガをせずに済みます。また、若い頃は体育の授業などでスポーツをするので、体幹を使う機会も多かったですが、大人になるとだんだんとそういう機会もなくなり体幹を使わなくなります。そうなると上半身と下半身の連動が上手く働かなくなるので、日常生活でも多く使う筋肉とあまり使わない筋肉に偏りができてしまいます。結果、あまり使わない筋肉の周りが固まってしまい、腰痛や肩の痛み、身体の歪みへと繋がってしまうのです。スポーツをしていない方も決して関係のないものではございません。
まとめると
体幹の役割は、不安定な状態でのバランスを保つこと、上半身と下半身を上手く連動させることです。主な部位は、脚の付け根、下腹部、お尻、背骨周りの筋肉です。スポーツをしている方はもちろん、一般の方にも役立つ知識になるので、ぜひ参考にしてみて下さい。